音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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今日も今日とて聴き比べ大会

EFFECT AUDIOの「Ares2」と「Eros2」の聴き比べをしているけれども、Erosの方が必ずしも勝っているとは限らず、得手不得手がそれぞれにあるな、という印象。同一メーカーなので、音の傾向はまったく一緒なんですけれどもね。値段の差が如実に出ているかというと、そうではない。

平井堅「KISS OF LIFE」はコーラスの乗り方の濃さが、Erosの方が圧勝。平井堅の声もかなりセクシーに鳴る。

槇原敬之2ndから「どんなときも。」は、もともとデッドな音作りな曲だけれども、デッドさが際立つのはAresの方。マッキーのボーカルがクッキリはっきりするのもAresの方。

山下達郎「OPUS」から「スプリンクラー」。今度は飽和系のサウンド。こっちは、飽和した中でも音をきちんと分離させるErosの方が何枚も上手。ボーカルもトラックから数センチ浮いて聞こえる。これはAresでは味わえない。

PAT METHENY GROUP「WE LIVE HERE」から「Here to Stay」。今度は音が鳴りまくり系。これが結構驚きで、Aresの方がごん太な音で鳴る。分離もErosに負けてない。実に楽しい音を鳴らしてくれる。

Perfume「⊿」から「NIGHT FLIGHT」。これはErosの方がすっきりした音を聴かせてくれる。Aresだと少々音の立体感が足りない。

Dreams Come True最新リマスタの「LOVE TIDE」。ベースとキックドラムが飽和寸前のこの音源なのだけれども、Erosは飽和しないすんでのところで踏みとどまるのに対し、Aresは飽和させて音を聴かせている印象。これは音の傾向、味付けの違いがあるということを意味しているかな?

と、まぁ、ざっと聴き比べただけでも、単純に白黒付けられないところが面白い。価格の差が必ずしも値段の差にならないというのは、こういったところから導き出された答えなのであります。

さ、まだまだ聴き比べたい音源はあるよ。明日にはケーブルをお互い交換することになっているので、聴き比べするのは今日がラストチャンス。