今日は何を聴いてもしっくりこない。ポップスでもない、ロックでもない。
クラシックは山でさんざん聴いたしなぁ、と思いながらも、目に止まったのは、ヴァンスカ&ミネソタ管のベートーヴェン。そう言えばしばらく聴いていなかった。
取りあえず第5番を再生させる。
うん。このコンビならではの爽やかさ。それに今聴いてみると、旋律における主人公が明確に浮き出されている演奏。
そのために曲としての輪郭が明瞭になり、楽曲が生き生きとしてくるのだろう。
快活な生命力にあふれたベートーヴェン。
どうやら、少々山で疲れていたようだ。朗々とした節回しに、こちらの力も漲ってくる。
あらためて単純ながら、クラシックはとんでもない力を持った音楽であることよ、と思い知らされた次第。
続いて第6番も聴く。これほどまでに素晴らしいベートーヴェンを持っていたのに、宝の持ち腐れ状態だったとは。
今後はもっと積極的に聴いて行きたいと思った次第。