音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第5番&第6番 / ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2009 SACD)

今日は何を聴いてもしっくりこない。ポップスでもない、ロックでもない。

クラシックは山でさんざん聴いたしなぁ、と思いながらも、目に止まったのは、ヴァンスカ&ミネソタ管のベートーヴェン。そう言えばしばらく聴いていなかった。

取りあえず第5番を再生させる。

うん。このコンビならではの爽やかさ。それに今聴いてみると、旋律における主人公が明確に浮き出されている演奏。

そのために曲としての輪郭が明瞭になり、楽曲が生き生きとしてくるのだろう。

快活な生命力にあふれたベートーヴェン。

どうやら、少々山で疲れていたようだ。朗々とした節回しに、こちらの力も漲ってくる。

あらためて単純ながら、クラシックはとんでもない力を持った音楽であることよ、と思い知らされた次第。

続いて第6番も聴く。これほどまでに素晴らしいベートーヴェンを持っていたのに、宝の持ち腐れ状態だったとは。

今後はもっと積極的に聴いて行きたいと思った次第。