ギターとサックスの2人体制となったDIMENSION。
さて、どんなサウンドが飛び出してくるのかなと思いきや、これまたストレートなポップフュージョン。分かりやすい!
爽やかさど真ん中のサウンドは、日本のフュージョン全盛期に活躍したメジャーバンドのメロディアスな部分、スピリットを今に受け継いだかのような若々しさに満ちあふれている。
これだけの長いキャリアを積んできたユニットが、ここまですっきりと重荷やら鎧やらを脱ぎ去ったかのようなサウンドを作り上げるには、それなりに葛藤もあっただろうに、そのような雰囲気は微塵も感じさせない。
若手のバンドが作る分かりやすさとは異なり、日本のフュージョンのある種氷河期を最前線で渡り歩いてきた面々だからこそ出来るのであろう、この突き抜けたポップネスは賞賛に値するのでは。
素直に格好いいと言えます。