SHURE AONIC4とFiiO FH1sとを取っ替え引っ替えやって、音の違いを聴いていたのです。
ケーブルは両者ともにEFFECT AUDIO Maestroが使用可能な手持ちの状態なので、純粋な比較が出来ると言うことで。両方とも1DD+1BAモデルだしね。
これが甲乙つけ難く、それぞれに自分にとって心地よいポイントを持ったイヤホンであることが判明した次第。
SHURE AONIC4は安定した音を届けてくれます。音への味付けを極力抑えて、音そのものをストレートに伝えてくれるモデル。
FiiO FH1sは低域と高域にスパイスを効かせているモデル。かと言って、音を盛っている印象はなく、ごく自然に音楽を楽しくさせるタイプの音質。
正直なところ、付属ケーブルのアンバランス接続では、FiiO M11 Pro SSの制動力が勝ってしまい、FiiO FH1sが大人しい音になってしまう傾向があったのです。しかしバランス接続では、EFFECT AUDIOの音作りの力を借りて、十分に音楽を楽しめる音になっていたのですよ。
これは手持ちの2pinモデルのイヤホンで面白い価格の下剋上が起こってしまったわけで。FiiO FH1sは7,000円台ですから。2万円台モデルと遜色なく渡り合っております。その比較をするときっといやになるので、やめておきましょう。