音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 / ツィメルマン, 小澤征爾, ボストン交響楽団 (2000/2016 SHM-CD)

指の複雑に絡み行く様が手に取るように見えてたまらない。いや、実際には指が見えないのです。音が走りまくっていて。指から音が迸っているのではないかと見えるほど。

ツィメルマンはこのタッチの軽快さと、それでいて重さも粘りも十分な響きが好きで好きで、もう、いっそその指で私を昇天させて下さいと足元にすがって訴えたいほど。

すがるような表情を浮かべながら聴きました。自分の切ない表情など想像したくもないが。