急にポルノグラフィティ熱が高まってしまったので、本ライヴ映像を入手。
ここまで『THE FIRST TAKE』で3本の映像を見てきたのだけれども、もう既に過去のユニットだと思っていたポルノグラフィティに対する認識が自分の中で大きく変わってしまったので、なにかまとまったパッケージを観ておいた方がよいと思ったのだよね。そこでセットリストを見て、ベストに近いものだったこの台湾ライヴの作品を購入。
新旧楽曲織り交ぜたセットリストで、自分がすっかり見放していた時期の楽曲であっても、とてつもないパワーを持ったヒット曲と並んでライヴにしっかりと組み込まれていることにまずは驚いた。それらは自分にとっては未知の曲だと言うのに、ライヴの流れの中でまるっと愛することが出来る。これはユニットとしてのライヴでの力強さ、特にボーカルの安定した強い歌声が、曲をしっかりと支え、作り上げているのだと認識させられた。
楽曲個々が持つ場面転換の力にも改めて唸らされる。次々と繰り出されるどのような曲を持ってきても、ライヴの流れが分断されることがなくクルクルと場の雰囲気を変えていく。それだからこそ観ていて飽きる瞬間がない。
それにしても華のある声よ。これさえしっかりとあれば何を持ってきてもポルノグラフィティになるのだと実感しながら、2時間の映像を最後まで一気に見通してしまった次第。
ポルノグラフィティはオワコンでもなんでもなかったな。実に格好よく、そして楽曲に恵まれている。離れていた時期の作品にもいつか手を出そうと、切に思ったのであります。