正直なところ、リリース当初は曲数のボリューム的に物足りないような気がしていたのです。コンパクトなアルバムだな、と。
今となってみては、それはあまりにも見通しの悪い考え方でしたね。一曲一曲の密度が非常に濃いので、聴き終えた後にしっかりとした感覚が手元に残るのです。それでいてほっこりもできる上白石萌音マジック。
国際フォーラムのライヴを観た後でさえもまだその第一印象が勝っていたのですが、先日Blu-rayを観てからというもの、一つ一つの曲が頭の中にこびりついて離れなくなりました。より深くこのアルバムの意味を知りたいと思えるようになってきましたね。
そう考えると、諸般の事情で日本武道館のライヴをパスしたことはもったいないことであったと。発表された当日は行く気満々だったのですが、その後の体調的バイオリズムの下がり方が半端ではなかったので、とにかく見送り続けていたのです。
いざとなったら武道館公演もBlu-rayリリースがあるでしょうから、それで堪能するという手もありますかね。このアルバムの収録曲やその他楽曲が半年ほどでどこまで進化したのか、これまでのライヴで披露されなかった楽曲がどのように演奏されるのかを知りたいのです。
ああ、重ね重ねもったいない。チケットのリセールに今から申し込もうかな。いや、取れないだろうな。