音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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UA Live 2004 / UA

BS-2。90分。

雨の野音。雨天下でのライブの苦しいところは、聴き手の集中が途切れると途端にダレが発生してしまうところ。でも、まるでインプロだけで構成したのでは (=呼吸だけで構成されているような) と思えるアレンジで曲が出てくると、演奏者間においても聴き手においても丁々発止のライブだったのでは。小さなモニタで見ているこちらも、意識が全ての音に注がれていく、吸われていくのを感じる90分だった。UAの歌うメロディ以外に原曲をとどめないアレンジのおかげで、作曲個々人の手腕も問われる内容に。もちろんそのどれもが素晴しいわけだが。アカペラで決めた「水色」は、歌唱曲として歌い継がれて欲しいと思わせるくらいだった。むしろ歌い継がれなければ罪。

ところで、歌うUAがあんなに美しい表情を持つ女性だとは思わなかった。聞き惚れると同時に見とれた。