かなりぶっ飛んだ作品になっているという噂的戦略に違わぬ飛びっぷり。メロディを作ることを無視して、ひたすらにトラックとBPMの勢いだけで構成させている展開。下手すると下手なユーロビートだぞ、これ。
これをPSBがやる必要があったのか?という気がしないでもないけれども、まぁ、予想外のあれやこれやを展開するのがこのユニットの特徴でもあるので、それもありといえばありかと。夜中なので爆音では聴けないけれども、これをズシズシ来るウーハーを積んだ車で聴いたなら相当に意識がぶっ飛ぶだろうな。レインボーカラーの繊細テクノ。あ、そうか、そう言う意味ではやはりPSBのアルバムであることは間違いないのか。
この人たちは「やりたい時にやりたい事をする。そして忘れられない程度にたまにヒットを飛ばす」という非常にマイペースな方々なので、これはこれである意味間違いはないのだろう。これが今のこの人たちのやりたい事なのだろうて。
しかしメジャーレーベルを離れて、インディーズレーベルから発売されたのがこういう飛んだ作品であるのならば、今後はどういうことになるのかがさっぱり見当がつかない。5年くらいリリースを休むんじゃないのか?