音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

氷の世界-40th Anniversary Special Edition / 井上陽水 (1973/2014)

なぜこれがミリオンヒットを記録したか。ミリオンは前人未踏という時代に売れた理由。それは時代の閉塞感だ、などと言ってしまえば簡単なのだろうけれども、戦うフォークソング終焉からの置き換えとして、そこにいたのが井上陽水だった、という言い方もできるのもしれない。少なくともこのアルバムからは希望は余り感じられないし、どちらかというと現実からの逃避行という意味合いが非常に強いように思われるのだよね。

その時代に生きていないし、時代検証もしていないからあまり大きな事はいえないけど。

で、聴き終えた後にオマケDVDをじっくりと見たのだけれども、自分がぼんやりと抱いていたこのアルバムに対するイメージは、大体そのままだということを実感した次第。こんな面白い番組が昨年末に放送されていただなんて。