音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2014上半期撰

毎年恒例の「20xx撰」では枚数に限定せず撰出をしているのだけれども、下半期くらい枚数限定で選出してもいいじゃない。ということで、以下に羅列。入手した順番で。

Kin

Kin

ハイレゾ音源にて入手。とにかく新バンドになって音のダイナミクスが増大した。非常にドラマティック。ここ数年のPATのアルバムの中では一番のお気に入りかもしれない。

Rising Son

Rising Son

米国ブルーノート初契約の日本人プレイヤー。ややすると単調なHip-Hop色が感じられるかもしれないけれども、じっくり聴いていくと非常に高い熱量を持った演奏であることに気づかされる。

BABYMETAL(通常盤)

BABYMETAL(通常盤)

自分、やはりキワモノアイドルが好きなのだなということを実感。でも楽曲も本人たちも至って実直に真面目というところが素晴らしい。まさかアルバムが出るまで成長するなどとは思ってもみなかったので、とてもありがたい1枚。

Workbook 25

Workbook 25

リマスタ再発盤。もう、自分にとって永遠の名盤なのでどうにもコメントのしようがないが、元々のカッティングが薄かったのか、非常に力強いかつ繊細さは失わないリマスタになっていたので喜ばしい限り。

TRYANGLE (通常盤)(イベントチケット優先販売抽選申込券)

TRYANGLE (通常盤)(イベントチケット優先販売抽選申込券)

ハイレゾ音源にて入手。しかしこの人たちもアルバムが出るとは思ってもみなかった。チャート的にもスロースターターだったので、なし崩しに解散してしまうのではないかとハラハラしていた。中身は…今風アニソンとmoveの色合いをうまくブレンドさせた1枚。

アメジスト

アメジスト

祝インディーズ復帰!結局メジャーの水が合わなかったということだよね。元の世界に戻ってきたら、あっという間に切れ味を取り戻した。「このバンドでしか出来ないこと」が出来る貴重なバンドであります。

マーラー:交響曲第5番

マーラー:交響曲第5番

  • アーティスト: インバル(指揮)東京都交響楽団,マーラー,インバル
  • 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
  • 発売日: 2013/10/23
  • メディア: CD
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SACD盤。初めて聴いた時のショックは今でも思い出せる。全体を通しての明快さと、終わりに向かってのとんでもないカタルシスが全てを語っている。マーラーは決して難しいだけの音楽ではないのだなということを発見。

一意専心

一意専心

ボカロシーンというものは、肉声を経て実は初めて完成するのではないのか、とまで感じさせた作品。ボーカロイドの機械仕掛けの声は匿名性で客を集め、そこに血肉を与える肉声は曲に感情を与える。

ALIVE (通常盤)(SHM-CD)

ALIVE (通常盤)(SHM-CD)

ハイレゾ音源にて入手。安心印の上原ひろみトリオかと思いきや、やはり所々にトラップが仕掛けられていて一筋縄ではいかない。シンセを使わず純粋にピアノに徹することによって、より3人であることの意味を引き出すことに成功しているのではないかと。

Ken's BarIII(通常盤)

Ken's BarIII(通常盤)

ハイレゾ音源にて入手。とにかく声!平井堅の声がここまで繊細かつ表情豊かなものだったのかと、今さらながら気づかされた。特に前半の楽器1本との勝負は、彼自身が彼の声を知り尽くしたのではないのかと思わせるほどの凄みが感じられた。

と、うまく10枚に収まりましたな。あえて外した伏兵もいるので、年間を通して選出した時には、また状況が変わっているかもしれない。ただ、この10枚に関しては本当によく聴いたということを改めて実感させられている次第。もしかして今年は当たり年なのか?