音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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イヤホン・ヘッドホン祭り その4

続いては佐野元春『NO DAMAGE』(音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~)。これも少々疑問を持っていたハイレゾ音源。

80年代前半ならではの、音の隙間感がまだ残されている邦楽ロックアルバム。これはSONYのイヤホンとの相性がいい。バスドラムもベースも適量の低音。上物のピアノやグロッケンなども結構ブリリアントに響く。正直なところ「ちょっとスカスカかなぁ」と思っていた音源だったので、その隙間を上手く処理している印象がある。そしてこれもやはりボーカルがきれいに最前面に出てくる。だからボーカルロック物として十分に楽しめるし、バックが何をやっているかも明確に把握することが出来る。楽器の音を把握出来るという点では満点をつけてもいいのかもしれない。ハイレゾであることもあってか、痛快なロックンロールアルバムとして楽しめる。これはいい。

その理由は繰り返しになるけれども、恐らく、楽器間の隙間が残っている録音であるからだ。その点、ノラ・ジョーンズと共通する部分があるのかもしれない。

と、同時に実はイヤな予感もするのですが。