Twitterに流れてきた記事を読んで「ふむ、聴いてみよう」とAppleMusicで試聴し始めた途端にノックアウトを喰らってしまった。速攻でハイレゾ音源を購入。
カナダ出身、元々カントリー畑のシンガーで、このアルバムからポップスへ転向、途端に大成功かつグラミー受賞と。ほう。で、これがまた良質な大人のポップスなんだわ。25年前の作品なので何を今さらと言われそうだけれども、それにしたってお口あんぐりですよ。非常にしなやかで上品でうっとりと聴き惚れるタイプの音楽。流麗なポップスなのだけれども、どこかジャズのエッセンスも感じられるボーカルスタイルにヤラれてしまいました。
演奏もこれまた上品。そのくせ、しっかりと主張もしているあたり、サウンドプロダクションには相当に気を遣った作品なのだろうと推測。いや事実。そしてこれをハイレゾで聴くと、もう、ね。「ハイレゾはアナログ録音のデジタル化にしか通用しない」などと暴言の一つでも吐きたくなるような音作り。
とにかく素敵。まずはスピーカーで聴いてみたのだけれども、引き続き、ヘッドホンでも聴いてみますわ。これ、凄そうだ。
追記
ヘッドホンで聴くと全く印象が異なるね。よりポップスらしくなるとでも言えばいいか。鮮度の高い演奏とボーカリゼーションが楽しめる。こりゃ本当にいい音源だわ。