音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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イヤホン・ヘッドホン祭り その3

ここからが本題。普段使いのShureSE425とNW-ZX1との取り合わせでハイレゾ音源を聴いている際に「果たしてこれで本当にハイレゾを堪能していることになるのか?」という疑問が発生。その旨を師匠様に相談したら「イヤホンを交換してみよう」との提案が。いつもと違うイヤホンを聴いて「ハイレゾを聴いている感あり!」ということであれば、悩みの原因はイヤホンだということになるわけで。

で、送ってもらったのは師匠もウォークマンでのハイレゾ再生で使っているSONY XBA-30。さて、これでどんな音が出るかね。と、ここまでが前説。ちなみにイヤピースは、同梱してもらったコンプライに変えてあります。Shureの弾丸と同レベルに合わせるにはそれが正しいかと。

さて早速ノラ・ジョーンズ『Come Away with Me』(http://www.hdtracks.com/come-away-with-me-137117)で試してみる。お。とてもリッチ。音数の少ないジャズなので、それぞれの楽器のふくよかさが引き出されて、リッチな音が繰り出される。そこに斬り込むノラ・ジョーンズのボーカルもこれまたいつもより一回り太くなり、心地よいアンサンブルと心地よいボーカルとの相乗効果で、Shureよりも太い音が楽しめる。これはいいハイレゾだ、と思いながらそのまま寝落ちしてしまいましたがね。

続いては極端に行ってALTIMA『TRYANGLE』(TRYANGLE - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】)。とにかく低音が太いこと太いこと。それでいてボワついた低音ではなく、斬り込むような低音でボトムをしっかりと支える。ところがこの低音が実は強すぎるのか、高域のシーケンス音やギターを少々マスキングしてしまう弊害もあった。それでも特筆すべきはボーカルのリアルさ。センターでのボーカルがとにかくリアル。リップノイズやらブレスやら、発声に至る何もかもがはっきりと聴き取れる。

では、それで幸せかというと、やはりイヤホンの味付けになっている低域のスピード感が少々足りないように感じられて、「んー、これってハイレゾなのかな?」とノラ・ジョーンズとは逆の感想を抱く結果に。

これはまだまだ片っ端から自分の持っているハイレゾ音源をイヤホンで試してみて、「やっぱりハイレゾなんだ!」と自分を納得させる結果に導かないと。そもそもSONYのウォークマンにSONYのイヤホンで相性が悪いはずがないのだけれどもねぇ。

SONY カナル型イヤホン シルバー XBA-30/S

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SHURE 高遮音性イヤホン メタリックシルバー SE425-V-J

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