音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ギター協奏曲 / ナルシソ・イエペス (2014) SACD

SACDラボ♪♪ 高音質盤でいい音楽を聴くサイト』で紹介されていたギター協奏曲。イエペスという名前は初めて聞いたけれども、室内楽団とクラシックギターとの共演は面白そうだということでお試し購入。タワーレコードにてポイントを使って1,800円ほど。

で。

いい。フルオーケストラにギターだとどうしても音のバランスが崩れてしまいがちになるのだけれども、室内楽団との共演なので、その点何の心配もいらない。そして何よりも楽曲が良い。1800〜1900年代のクラシックとしてスコアが書かれているけれども、難解なところもなく、かといって退屈さもなく、カタルシスを得られる構成の楽曲になっていて、聴いていて結構気分が上がる。ギターも現代的バカテクというわけではなく、非常に聴きやすく、端正な演奏が楽しめる。

SACDとしての音質も抜群。1977年に録音されたとは思えない瑞々しさとリアルさ。こう言う音源は、なぜかハイレゾ配信からではなく、SACDというパッケージとして持っていたいと思わせる。パッケージもやはりなかなか捨てがたいのですよ。

これはなかなか良い買い物をしました。クラシックとクラシックギターとのハイブリッド。いいとこ取りです。