音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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マーラー:交響曲第5番 / ジンマン, チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 (2018 FLAC)

寝落ち明けの「そうだ、マーラー、聴こう」。

ジンマンのマーラーを引っ張り出したのは、この演奏のSACDハイブリッド盤がタワレコオンラインでディスカウントされていたから。CD音質でも十分満足していたはずのものを果たしてSACDで買う必要はあるか?との検証をしたかったがため。

で、真夜中なのでヘッドホンで聴いてみたのだけど、これはやっぱりもう十分に素晴らしい音です。もちろんSACDで鳴らせば更に素晴らしい世界が繰り広げられるのだろうけれども、あの値段を出してまで買い足す必要はないだろうとの判断に至る。

しかしスッキリとしているのだけれども、決して軽薄にも淡泊にもならない、バランスの取れた聴きやすい演奏であることよ。あっという間に複数の指揮者によるマーラー5番を聴いていたけれども、どの演奏にもそれぞれのカラーがあって、そのカラーが現われやすく、また楽曲として聴きやすいのがこの5番なのだよな。

David Zinman conducts Mahler: Symphonies Nos. 1-10

David Zinman conducts Mahler Symphonies