音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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スピーカーケーブル到着!

発注していたケーブルはWireWorldのSOS7というモデルでした。

10時頃にブツが到着し、端末処理に1時間弱。その後ひたすら色んな音源を取っ替え引っ替え、既に17時になろうとしております。さて、簡単にインプレッションを。


・リファレンス音源に関しては、想像以上の出来。特にZABADAK「HARVEST RAIN」においては、縦方向に音が拡がってくれることを確認。これがWireWorldをいつかは買おう!と決心した理由でもあったので。それが廉価モデルのケーブルでも実現されたと言うことで、自分の好みとWireWorldの作りとが合致したことを確信。


・酷いリマスタだと思っていた渡辺美里『eyes』のハイレゾ音源を敢えて鳴らしてみると、バックにへばりついていたボーカルが、しっかりと前に出てくることを確認。音の分離が非常に良いケーブルだと言うことが分かる。


・ハイレゾの意味が感じられなかった音源も、ハイレゾらしく再生させる力もある。


・同様に、あまり録音がよろしくないはずのL'Arc〜en〜Cielを鳴らしてみても、これが気持ち良く分離して鳴るんだわ。分離するので、リズム隊の低域がしっかりと鳴っていることがよく分かった。


・Perfumeは量感オーバーになるか?と思ったが、これが意外にもいいバランスで鳴ってくれる。何よりもうるさくならないということに驚いた。低域をしっかりと鳴らしながら、中高域もバランス良く鳴らしているために、心地よく「音楽」として聴くことが出来た。


・総じて、低域に関してはこれまで使っていたAIRBOWのケーブルよりも量感を持って伝えてくれる。初めのうちは中域がややピーキーかと思ったが、それはボリュームを上げすぎていたせいで、適正ボリュームにして聴くと、バランス良く音が鳴ってくれることが判明。むしろAIRBOWの方がピーキーだったかもしれない。


・ハイレゾ音源に匹敵すると常々考えていたCD(FLAC化済)音源は、しっかりと「ハイレゾっぽく」鳴ってくれる。繰り返しになるけれども、とにかく低域の量感がしっかりしていることと、分離が良いことで、ただでさえ素性の良い音源を、それ以上の力を持って伝えられるというポテンシャルの持ち主。


・かといって低域過多になりがちな初期Polarisの楽曲などで音が破綻することはなく、がっしりとベースラインをなぞってくれる。聴いていて心地よい。


・音が緩くなることはなく、AIRBOW同様に締まった音で鳴るので、聴いていて輪郭がぼやけるなどの印象は受けなかった。


・適正ボリュームで安定した音が鳴るので、クラシックも安心して聴けた。SACD、PCMハイレゾともに、クラシックにおいてもffで破綻するということも無かった。かといって、ppで音が細くなってしまうと言うこともなかった。これは実にありがたい。クラシックが微妙に聴きづらかったのはスピーカーの特性だけではなく、ケーブルとの相性でもあったのだと言うことに気付かされた。


と言ったところでしょうかね。あとはもう少しケーブルと耳がこなれてくれば、もっと違う音が見えてきたりするかもしれない。これはいい買い物をしました。安価なケーブル選びに悩んでいる方にはおすすめできる一本かと。