音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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マークオーディオは本当に本当に本当に出来る子ちゃん

過去に何度か書いているように、デスクトップスピーカーとして今使っているのは、マークオーディオの8cmフルレンジ。STEREO誌の付録ですな。

この子が本当に出来る子ちゃんで、付録、ハンドメイドというハンデを乗り越えて、非常に「聴かせる」音でした。

『でした。』

実は、内部配線をゾノトーンにし、ケーブルターミナルも交換すべく、師匠様から部品が一通り送られていたのです。あとはいつ付け替えるかというタイミングだけの問題で。それが今日、丸々時間が出来たのでやっと実行しようと。そして一通りの作業が済んで音を鳴らしてみると、あら、中域に「くすみがあったんだ…」と発見出来るくらいにスッキリした音に。もちろんそれによって量感が減るなんてこともない。DSD音源では音場も広くなり、やはり中域のドライブ感が抜群に。

「はー、ここまで変わるものなのねぇ」

と油断して師匠様に報告すると、次なる指令が。

「フォーカルに使っているスピーカーケーブルを、マークオーディオに!」

えー!

メインスピーカーに使っているケーブルは「Wireworld Solstice 7」と言うもので、それほど安いといった品でもない、そこそこ真っ当なもの。こいつをマークオーディオに使っていいんか?

と言いつつも、ワクワクとケーブルを交換。そして鳴らす。

「!!!!!!」

もうね、次元がね、何かがね、歪んだ。

パワーは全く持って比べものにならないほど。凄まじいエネルギー感。そしてボーカルが一段前に出て、楽器もそれぞれがより明確に。なんだろう、センシティブなのに濃厚。このスピーカーの素性はここまで素晴らしかったのか!本当に本当に本当に出来る子ちゃんじゃないか。

いやぁ。いくらなんでもWireworldをそのまま使い続けるわけにはいかないので、新しい、このスピーカーにふさわしいレベルのケーブルを探しますがね。ちょっと面白い経験をさせてもらいました、と。

スピーカーケーブル選び、結構悩みそうだな、これ。