見事にカラーの異なる楽曲配分で3枚に分けたものだと感心することしきり。
このディスクは彩度の高いディスク。先ほどの1番&4番に比較して、ずいぶんとリラックスして聴くことが出来た。特に、今まで全く聴いてこなかった、単一楽章の第7番。音の層が波となって押し寄せてくる様は愉楽の世界、クラシックに潜む官能ではなかろうかと。
これでヴァンスカのシベリウスを数日で一気に聴いたことになるのだけれども、相対的に手持ちの他の指揮者によるシベリウスもまた引っ張り出したくなってきた。この比較は本当に面白いことになりそうだ。