第5期WANDSとしての1st。
これを聴きながらオフィシャルサイトのバイオグラフィを眺めていたのだけれども、改めて自分にとってのWANDSは上杉昇ボーカル時代が全てだったのだと再確認。
第3期WANDSのボーカリストは、あの当時、全くもって受け入れがたいものがあり、その存在を自分の中から完全に排した記憶が蘇った。
今考えてみれば、それは自分の許容範囲の狭さを現わしているだけであり、何もそこまで極端に拒む必要もなかったのではないかと。
そこで、この第5期WANDS。
上杉昇からバトンタッチさせられたボーカリストの存在は1997年の話。あれから23年も経過して、自分も相当丸くなったわけで。
「これはこれでまぁ、ありっちゃありじゃない?」と。
新曲もかつてのWANDSマナーにのっとったものであるし、リメイク曲も無理に上杉昇に寄せようとはしていない。かと言って上杉昇が築いてきた物を冒涜するようなものでもない。
この路線を今後も続けてくれるのであれば、この第5期WANDSを聴き続けることはありではないかと。
色々な観点から、時間の経過は偉大なものであると思うに至った次第。