white (Remastered 2018) / 井上陽水 (1978/2018 192/24)

帰宅後に。

この作品は井上陽水が隠し続けていた爪の影を、どこかチラリと見せたかのようなソリッドさと、そして隠されて続けている筋肉が持つ瞬発力を感じさせる作品であると思いながら聴いていた。

後にも先にも、そのような「裏の顔」のような作品は存在しないのだよね。若さゆえの尖り方とも異なり、また成熟しての飄々としたそれでもなく、ごくわずかな隙間に見せた表情であるかのような。