6月の発売以来、Technics EAH-AZ80 が移動通勤および室内での集中時に使うBluetoothイヤホンとして君臨しているのですが、本日、ちょっとした事件があり。
Androidスマートフォンの機種変更をしたのですよ。私のリスニングにはLDACが不可欠なのでiPhoneには目もくれないと言うこともあり、スマートフォンはずっとAndroid機を渡り歩いておりまして。
それまで使っていたのはAQUOS Sense6。ローエンド側のスマートフォンですね。そこからLDACで送り出してEAH-AZ80で再生させる。それでもうDAP不要の、実に快適なイヤホンリスニングが出来ていたのです。
それを今日、同じくAQUOSの今度はR8に変更しまして。スマホの機能的に不満が出始めたので、今回は少しグレードを上げたのです。
2時間ほどかけアプリの設定まで一通り済ませ、それから音楽を再生してみたのです。作業の一番最後に回していたUAPPアプリのセットアップも兼ねて。
「?」
第一声と言うべきか、最初に出た言葉はそれでしたね。疑問符。
翻訳すると「あれ?こんな音だったっけか?」と。
音が太いのです。そしてやたらと音数が多い。ガッツもある。
最初は設定を何か間違えていたのかと思ったほど。よくよく見ても何も設定上でおかしなところはなく。
慌てて色々なマイリファレンス音源を再生させましたね。どれもこれもこれまでとは全く音の傾向が異なる。言うなれば「非常にDAP臭い」音。濃いのです。そして音源によってはとんでもない音場感を叩き出すのも現れるほど。
これは本物ですよ。スマートフォンによって音が激変する。それがBluetooth接続であっても。
高級DAPとスマートフォンとでは確かにBluetooth接続でも音の変化がありました。経験済です。しかしスマートフォン同士であっても、まさかここまで差が現れるとは。
この音の変化は実にウェルカム。より音楽を音楽として楽しめる環境を得たのですから。
これまでの環境下でもEAH-AZ80の音には十分満足していました。それがより一層自分好みの音に変化を遂げてくれた、これは正に瓢箪から駒。
世の中何がどう転ぶかはやってみないと分からない。自分のポタオデ的経験値がまた一つ上がりました。これはしばらくイヤホンリスニングに傾きますね。