particleofsound.hatenablog.com
自分自身の40代、この10年間を音楽的に振り返るとどうなるかと考えてみたところ「ハイレゾ」の一言に行き着いた。
上掲のアーティクルは2014年の年初に書いたもの。あれから10年が経過していたのだね。
もの凄く盛り上がるかと思われたハイレゾはさほどでもないまま、かと言って規格として死に絶えるでもなく、マニアを中心に細々と生き残っているので、まぁそれなりによかったとします。
あの当時は音源が全てハイレゾに置き換えられると信じていました。そこから10年、自分の中ではメイン規格ですが、世間的に見れば「違いなんてそうそう分かるわけもない」と諦めの境地に達しております。普段聴きの音楽にそこまでのスペックははっきり言って必要がないのですよ。
それでもパラノイア的に自分はハイレゾ音源で音楽を追い求めているのです。本当に偏執狂。
ともあれ。この10年の間で新譜としてリリースされ、ハイレゾ音源として自分の中で不動の地位を築いたものがあるのだろうかと。あるのか?
ハイレゾとして「こりゃすごい!」とシャッポを脱いだのは、過去音源のリマスタハイレゾだったりはしないか?
いや、ここは深く考えてしまってはならないポイントだな。ここで回想の深みにはまると、その結果が実に寂しくも虚しい結果に終わってしまう怖れがあるからね。これは振り返らないでおこう。
「この10年間、相も変わらず、オーディオと音楽の沼にハマっておりました」と言う、実に大味なコメントに収めておいた方がよい。