中山美穂のハイレゾ音源が解禁になったのだけれども、この人の曲で録音が面白いものはあまり多くない。2010年リマスタのベスト盤から何曲か聴いて、中でも生楽器が中心になっている「派手!!!」を選んでダウンロード&比較試聴。
結果。うーん。ハイレゾ版は既存版に比べて音がタイトにまとめられている印象。ただし、これがハイレゾだ!と言える決定的な差には繋がっていない気がする。ハイレゾ版が2014リマスタということで、むしろリマスタの効果の方があったのではないか?と思えるくらい。
こう言う音源を聴くと「猫も杓子もハイレゾというわけには行かないな」と、自らの審美眼を磨くことを要求されることを痛感。ハイレゾに向いた音源なのか否か、事前に判断する必要があるかと。「ポップスだからハイレゾに向いていない」というわけでは決してないだろうから。元の録音がそれなりなら、ハイレゾ音源もそれなり、ということなのだろう。
ハイレゾは魔法の呪文ではない、ということだな。