リリース当時に一度聴いていたのだけれども、全く印象に残っていなかったので、ここで再確認をば。
SONYに移籍してからのイージーリスニング化と言うのが僕の中での定説になっていたのだけれども、再度聴き返してみると、これはジャパニーズフュージョンと解釈した方が面白く聴けると言うことに今さらながら気が付いた次第。主人公が津軽三味線であることにブレはなく、それを盛り立て、引き立てるためにどう言ったアレンジを施しているかに着目して聴くと、実は結構楽しめるベスト盤ではないかと。この楽器を使ってどのような曲を作ると映える品になるかを追求し続けてきたのが吉田兄弟のチャレンジだったと、これまた今さら気がつくのでありますよ。
自分の耳も結構変わってきたと言う事実もありますがね。この所、急に色々なものが見えるようになってきた。視界が再び開けてきたような感覚?