今、旬な1枚。気になったので購入。甘い歌声と、ソフトなアコースティックギターとの絡みが美しい。今日のような雨の日にはとてもよく似合う。
録音の素晴らしさが評価されている作品ではあるけれども、正直、192/24の割にはごくごく普通。それはきっと自分が他の192/24のアコースティック音源に慣れてしまったからなのかもしれない。「あー、192/24ならこんな感じだよね?」と言ったところ。もう少しウェットな録音の方が、より雰囲気が出たかもしれない。心持ちドライでデッドな印象なんだよね。この音楽にはもう少しふくよかさがあっても良いのでは?と。
発売当時の2014年であれば確かに「こりゃ、素晴らしい!」となっていたのだろうけれども。その点では自分が擦れてしまったのかもしれないな。そこだけが無念。
アコースティックな192/24音源を持っていない、これから聴いてみたい、と言うのであれば買って損はない作品かと。初体験であれば「ほー」と唸ることもあるでしょう。