音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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音楽と私 / 原田知世 (2017 ハイレゾ 96/24)

友人がメッセンジャーで「原田知世ハイレゾ、まじでよいぞ!これは買うべし。では!」と言い残して消えていった。

「えー」と思いつつも、まぁ、欲しかった作品だしね、moraで100ポイントもらったしね、でもユニバーサル価格だけれどもね、とわだかまりを残しつつも購入。

さてはて。バンドサウンドでは若干音が硬めに感じるけれども、これは邦楽売れ線ハイレゾとしては十分に高水準にあるのではないかと。アコースティックサウンドはもう文句なしですね。

原田知世のデビューそして転換点になって来たアーティストの楽曲を一通りおさえて、今に新たな息吹を吹き込んだ楽曲集。『I could be free』を聴いた当時に「原田知世、ここに健在」などと思ったものだけれども、そこで終わらずに非常にクオリティの高い音楽を提供し続けてくれたことに感謝すると同時に、この希有な素材を上手く飾り立てるアーティストの存在にも感謝するのであります。まかり間違っても、原田知世が起死回生の一発を狙って打ち込みのダンスサウンドに手を出す、なんて暴挙に出なかっただけでも、なんと言いますか、勝手に僥倖ですよ。