音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

シューマン:交響曲第4番 / ベーム, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1978/2019 SACD)

持論として、シューマンはウェットな演奏になると途端に聴いていて気が滅入ると言うものがあるのだけれども、このベームの演奏も確かにウェットなのだよね。でもそれを遙かに上回る瑞々しさと張りがあり、それが絶妙なバランスで美しいシューマンを形成しているとも言えるかと。

表面張力で保たれているバランスとでも言えばいいのかな。かと言ってそれは緊迫感に繋がるものではなく、艶やかな張りとなるものなのだよね。