ペトレンコ、ベルリン・フィルでの2回目の客演によるベートーヴェン。ピアノはラルス・フォークト。
このピアニストの存在は寡聞にして知らなかったのだけど、表情の豊かなピアニスト。確実性も聴きやすさも抜群。演奏に素直に感銘を受けた次第。
映像を伴うことで、曲に対する新発見が多く見られることは、これまでの経験でクセになりつつあることであって。ペトレンコの指揮はこの頃から独特のアクションなのだな、やら、ここでこの楽器がこれほどまでにフィーチャーされていたのか、など。
音声だけでももちろん十分にクラシックを楽しむことはできるけれども、映像の説得力には負ける。
インターネット回線の帯域さえ確保出来れば、この画面で、この音質で、ここまで豊かな演奏を楽しむことができると言う、その技術を享受できることは本当に僥倖であって。