音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 / スヴャトスラフ・リヒテル, ヘルベルト・フォン・カラヤン, ウィーン交響楽団 (1962/2019 Hybrid SA-CD)

せっかくの夜クラシックタイムなので、ピアノは聴いておかないとね。

ヴァイオリン協奏曲よりもピアノ協奏曲の方が遙かに好みだという理由を一瞬考えてみたのだけれども、大した答えは出てこなかった。

弦楽器よりも鍵盤楽器の方が直接触れていた期間が長いからなのかもしれない、などと言う単純な答えしかね。

それはともかく、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。定番中の定番曲だけれども好きだ。壮大でメロディアスで、技巧的でもあり、時にチャーミングでもあり。ピアノの持つ楽器としての力を存分に描き出し引き出している曲だと思える。

一時はその打鍵の強さからリヒテルから離れていたこともあったけれども、やはりこの人の強いからゆえの美しさを演出出来るキャパシティの広さは、自分の耳を引きつけて止まないのだな。