5月の下旬にCDラックを眺めていたら、急に気持ちが悪くなりまして。
それは断捨離に向かう兆候なのです。物が「憑き物」になった瞬間、そのような感覚に陥ります。
自分でも在庫が把握しきれなくなってしまったクラシックのCDを、一気に段ボールに詰め込み、買取業者に一括で引き取ってもらいました。量にして100サイズの段ボールに3箱、ギッシリと隙間なく埋葬されました。
気持ちが悪くなってから発送に至るまで、本当にごく数日のことでした。
それでも断捨離したCDはほぼ全てエンコードが済んでいることを確認しながら箱詰め作業をしていたので、頭の中は冷静であったのだろうと。
SA-CDなどのハイスペックCDや頂き物のCDは残しました。それでも100セット近いディスクが生き残りました。シンプルな在庫になったそれらを眺めると、気分的に見通しのよい感覚になっていることに気がつきました。
やはりあれらは「憑き物」だったのです。
このようにして数年に一度やってくる大断捨離のサイクルがまた現われて、そして行動に至りました。
リッピング音源を十分な音質で楽しめる環境が手元にあることもまた、断捨離を容易にしている、勢いをつけてくれる要因になっていることも確かですね。
これからの自分の生き様として、憑き物になってしまう不良在庫をいかにして抱え込むことがないようにするかが課題になってくるのだろうとも思います。