何気はなしにタワレコオンラインを見てまして。あまり見た記憶のないアルバムがクラシックチャートに入ってまして。サイトの紹介文を読み、何となくドイツのHIRESAUDIOのサイトを見まして。なんとなく購入していました。これぞ休日マジック。
大して期待もせずに聴いてみたのです。一時間後には猛省してました。すごいものを聴いてしまったと。一言で語るならばとにかく圧巻。
大迫力のラフマニノフ、オーケストラとピアノとの凄まじい一体感を持ったプロコフィエフ。
その剛毅な作りにノックアウトを食らいました。ロシアの方が結託してロシア音楽をやると、ここまで大陸的なものが仕上がるのかと。音に迷いや邪念がないのですよ。「これがロシアの底力だ」と雄叫びを上げているかのような高揚感。時に疾走、時に朗々と。時にしなやかに、時に雄々しく。
息をもつかせぬ展開であり、息を呑む演奏であり。インパクトだけでは終わらせない、極みの極みを目の当たりにしたかのよう。
これはとんでもないものがライブラリに加わってしまった、と。なるほどプライスオフのご祝儀であっても、このアルバムがデイリーチャートに入るわけですよ。これは聴いておかないと損をする。
ゲルギエフの株が自分の中で爆上がりしたのと同時に、マツーエフ、その名前をしっかりと頭の中に刻みました。