音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ラフマニノフ&プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 / デニス・マツーエフ, ヴァレリー・ゲルギエフ, マリインスキー劇場管弦楽団 (2017 DSD64)

何気はなしにタワレコオンラインを見てまして。あまり見た記憶のないアルバムがクラシックチャートに入ってまして。サイトの紹介文を読み、何となくドイツのHIRESAUDIOのサイトを見まして。なんとなく購入していました。これぞ休日マジック。

大して期待もせずに聴いてみたのです。一時間後には猛省してました。すごいものを聴いてしまったと。一言で語るならばとにかく圧巻。

大迫力のラフマニノフ、オーケストラとピアノとの凄まじい一体感を持ったプロコフィエフ。

その剛毅な作りにノックアウトを食らいました。ロシアの方が結託してロシア音楽をやると、ここまで大陸的なものが仕上がるのかと。音に迷いや邪念がないのですよ。「これがロシアの底力だ」と雄叫びを上げているかのような高揚感。時に疾走、時に朗々と。時にしなやかに、時に雄々しく。

息をもつかせぬ展開であり、息を呑む演奏であり。インパクトだけでは終わらせない、極みの極みを目の当たりにしたかのよう。

これはとんでもないものがライブラリに加わってしまった、と。なるほどプライスオフのご祝儀であっても、このアルバムがデイリーチャートに入るわけですよ。これは聴いておかないと損をする。

ゲルギエフの株が自分の中で爆上がりしたのと同時に、マツーエフ、その名前をしっかりと頭の中に刻みました。

デニス・マツーエフ | ワレリー・ゲルギエフ | マリインスキー劇場管弦楽団 / プロコフィエフ, ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番 (Rachmaninov, Prokofiev : Piano Concerto No.2 / Matsuev, Gergiev, Mariinsky) [SACD Hybrid] [Import] [日本語帯・解説付]