「東京バンドワゴン」シリーズ二作目。大家族が織りなす群像劇ということで、今回も細かな事件がちょこちょこと発生。しかし読み終えた後に読了感以外の何も残らないところがまたいい。口の中で溶けてしまったチョコレートのような、何も残らなかった感。小説のある種の理想型なのでは。
「東京バンドワゴン」シリーズ二作目。大家族が織りなす群像劇ということで、今回も細かな事件がちょこちょこと発生。しかし読み終えた後に読了感以外の何も残らないところがまたいい。口の中で溶けてしまったチョコレートのような、何も残らなかった感。小説のある種の理想型なのでは。