音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~ / いきものがかり (2016 FLAC)

朝、何気なくいきものがかりを選んでシャワーを浴びる。その最中にふと「あれ?もしかして吉岡聖恵って、エモいかも?」とふと思ったのがそもそもの間違いだった。

その時点では、何か妙に歌詞が耳に入り込む感覚が強く「これは一体なんなんだろうか?」と検証すべく、WALKMANにこのベスト盤を全部突っ込んで通勤の途へ。

イヤホンから耳に流れ込むボーカルは、歌詞が妙に耳に食らいつき、そしてメロディを見事に耳にするりと運んでくる。それは自分が「ま、このレベルなら聴けるよね?」などと思いこんでいたアップテンポの曲ではなく、むしろミディアムからミディアムスローの楽曲の方が、そのメロディメッセンジャー的要素が強く感じられた。

そうなんだよね。メロディのメッセンジャー。だから、どのような楽曲であっても、その曲のコアとなる部分、すなわち「歌」がストレートに耳と、そして心に入り込んでくる。

これはもう見事としか言いようがないのではと、自分のこれまでのいきものがかりへの印象やスタンスが大きく変わってしまったのだね。この一見中庸な歌声に騙されていた。ボーカリストとしての楽曲への適応力も半端ない。これは今まで全く見抜けなかった新発見。

ちょっと、いきものがかりという存在そのものにしっかりと耳を傾ける価値があるのではと、ある種のパラダイムシフトになる瞬間の連続、そんな一日でありました。

ま、実はまだ聴いているのですがね、このベスト盤。往復3時間では聴ききれない。5時間以上あるんだもの。

超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~(初回生産限定盤)(4CD)