ここしばらくBlu-ray Audioディスクから192/24でDACに出力させることは出来ないかと、あれこれ挑んでいたのです。
Blu-rayディスクからのデジタル出力は、著作権の関係やら何やらで、DACを通すと48/24にダウンコンバートされてしまうのがデフォルトでして。
一方で、96/24や192/24収録のクラシック物のBlu-ray Audioディスクが徐々に増えていくので、気分的なフラストレーションが溜まっていたのです。
そこでどうにかオリジナルの音声で出力する方法はないかと、あれこれ機器を探していたところ、ある所にはあるんですね。見つけたのがマイコンソフト社の「XDAC-1plus」。
HDMIのオーディオ・スプリッターなる本機は、その名の通り音声をHDMIから切り出し、映像と音声とに信号を分けて出力させる機器。非常にニッチな機器であります。
まずこれを入手、接続して192/24収録のBlu-ray Audioディスクを再生してみたところ、96/24で再生することは出来たのです。ところが192/24にはならない。
光ケーブルがいけないのか?と考え、Amazonで192/24対応を謳っているケーブルを購入。接続して試すも、やはり96/24が限界。
となると、これはもしかすると送り出し機器の問題なのではないか、と疑ったわけです。なにせ送り出しは10年前のHDD/Blu-rayレコーダー。こいつがそもそも192/24の出力に非対応なのではないかと。
そこで白羽の矢を立てたのが、SONYの「UBP-X800M2」。
機器の詳細はリンク先をご覧頂くとして、最新のBlu-rayプレイヤーであれば、192/24の出力に対応しているのではないかと。なにせハイレゾ対応を謳っている機器でもありますので。
結論として、ここで192/24の出力に成功したわけです。気分は「ヒャッハー」でしたね。
光ケーブルを元々使っていたワイヤーワールド製の物に戻し、再生。いやはやいやはや。鳴りますよ。ブリリアントにクラシックハイレゾが鳴りますよ。気分がはかどることこの上なし。
これで今後も安心して、Blu-ray Audioディスクを購入することが出来ます。音楽のQOLがさらに向上。オーディオは自己満足の世界の極みであります。