さてNew gear「iFi audio NEO iDSD + iPower Elite」を半日聴き倒しました。途中何度か聴きながら寝ておりましたがね。
以下、ざっと聴いた音楽での、ざっと書きとめたインプレッションを記します。
なお、伝送経路は「Soundgenic HDL-RA3HG」→WireWorld Starlight 8 →「iFi audio NEO iDSD」→「SENNHEISER HD 660S」であります。
Bridge Burning / Foo Fighters (192/24)
ディストーションギターの歪み感と、その外郭にあるアンビエンスがきれいに分離されつつも音として好ましくブレンドされ、それらが両立して一つのエネルギー体となっている。
Long Train Runnin' / The Doobie Brothers (192/24)
各楽器の歯切れの良さ、エッジが明瞭に鳴る。パーカッションによる音のアクションが楽曲に華を添え、そのアクセントになっていることがよく分かる出音に。
Take on Me / a-ha (192/24)
中高域の抜けの良さが際立つ。よってこの曲を象徴するシンセサウンドが心地よく耳に滑り込む。良質な打ち込み音。
Heal the World / Michael Jackson (96/24)
マイケル・ジャクソンの繊細なボーカルが、バックトラックの上にふわりと浮き上がるミックスであることが明確に分かる。後半の合唱パートもトラックと雑に混じることがなく、美しく展開される。
Isn't It Romantic / Diana Krall (192/24)
官能的なボーカルがより一層リアルさを増して肉感的に。演奏もよりムーディに厚みのある音で耳に迫る。
未知の先へ feat.LEN / JIMSAKU (96/24)
飽和するギリギリの録音、その限界まで音を追い込みつつ、パワーを引き出している感あり。崩れる寸前で歪むことのないパワフルな出音。
Burnin' Up the Carnival / Fried Pride (44.1/16)
ギター・パーカッション・ボーカルの最小編成の音が、厚みと粒立ちの鋭さと、そしてそれと相反する暖かみをもって再生される。後半の熱量の高さを表現する力がこわいほど。
と、まぁ、ざっとこんな感じで。J-POP系はおいおいぼちぼち聴いていきます。クラシック音楽は先述のアーティクルで内田光子を聴いた際に満足いきましたのでここでは割愛。
総じて自分にとっては好ましい音の連発で、何も言うことはありませんな。明瞭系の出音なのだけれども、聴き疲れが起きない。アナログライクな録音はアナログライクに、デジタルな音はデジタルに響かせてくれますね。
明日にはXLR端子ケーブルが届きます。それをもってNEO iDSDとプリメインアンプを繋いでですね…(以下明日)。