音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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シューマン:交響曲第3番「ライン」 / ヤルヴィ(パーヴォ), ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン (2010 SACD)

「軽い」と「軽やか」は違う。「軽やか」であるからと言って「重厚さに欠ける」ともならない。

自分はクラシック音楽を表現する際に「スポーティ」「筋肉質」と言う言葉を多用する傾向があるのだけれども、それは素直にその単語がふさわしいと思っているからであって。

で、このシューマン。正にスポーティ。キビキビ、カラッとした演奏でありながらも、単なる湿気のなさでは終わっていない。音の瑞々しさにおいては抜群のものがあるのではないかと思うのですよ。

パーヴォ・ヤルヴィがタクトを取ると、それがマーラーであっても、ブルックナーであっても、見通しのハッキリとした演奏になるのだから、面白いもので。それが指揮者としてのカラーなのだろうなと。

そんなこんなで、朝のクラシック音楽でありました。