音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Femme Fatale / 中森明菜 (1988/2012 SACD)

こちらも初めて耳を通すアルバム。

ブラコン風味を狙ったのだろうけれども、どこか薄味で印象の弱い作品。帯に書かれているほどビートを効かせているとも思えず、薄味に感じさせるのも、メロディがとにかく弱いからではないかと。

このアルバムを聴いてようやく気がついたのだけれども、中森明菜のボーカルを生かすには、それなりにクドいメロディが求められるのではないかと。

メロディがしっかりしていればしっかりしているほど、中森明菜も本領発揮できていたのではないかと、今頃になって気がついてみるわけですよ。

その点からすると、発見を与えてくれただけでも聴いた価値はあったかな、と。

いや、それくらいに、本当に、聴いていて可哀想になってくるほどの、中森明菜らしからぬロークオリティ、いや、もしかすると、ノークオリティな作品ではないかと。