音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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AVIOT TE-D01d-pnk の話

半日ほどFiiO M5で全曲ランダム再生させて聴いていました。今朝も寝起きからずっと。

以前、TE-D01dを使っていたことがあるのですよ。2ヶ月ほどですが。

これが、悪くはないのだけれども、自分が良いと思える要素があまりなく、直ぐにドナドナ対象になったのです。言うならば「ごくごく普通の音。価格相応より劣る」と言った感想で。

今回、このピエール中野モデルを購入するに当たっては、その「普通」から脱却していることを期待していたのです。

その賭けは成功。

音楽の楽しさを引き出すモデルとして、チューニングが効いてますね。

音源にその性質を大きく左右される点は無印と変わらないのですが、総じて、低音は量感的に、それでいてボーカルは一切埋もれない。トラックはファットに聴かせるタイプ。

大味のように見えて、音の裏側に回り込んでいるような細かい音まで鳴らしている点も評価できる点。録音されている音に対してメリハリが効いているとも言える。

ほんの少しボリュームを上げ気味にすると、突然音の視野が広がるのも面白い。はっと目が覚める音になるのですよ。高域の鳴り物が生き生きと鳴り出す。

これは自分の耳の特性なのかもしれないけれども、ボリュームがドンピシャでハマると、何とも形容しがたいステレオ感が頭の中で生まれるのも面白い。

これはチューニングというレベルではなく、リファインと言ってもいいかもしれない。

「トゥルーワイヤレスには音は期待出来ないのかな?」などと思いこんでいた時期もありますが、いやいや、自分の好みの音が鳴るモデルさえ見つけられれば、十分に安価でも楽しめますな。