音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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グラズノフ:ピアノ協奏曲第1番 / ロマノフスキー, セレブリエール, ロシア・ナショナル管弦楽団 (2010/2018 FLAC)

たまたまCDラックの中で眠っていたこのグラズノフ全集。交響曲集は順次聴いていたのだけれども、協奏曲集は全く持ってノーマークだった。

そしてピアノ協奏曲を選んで聴いてみると、これがまた濃厚にロマンティック。ロシアの濃厚さとはこのようなものを指すのかと、その典型を見たかのような感覚に。

後半のバリエーションでは、ピアノの表情の豊かさがあらわになり、また、時折現われるオーケストラとの掛け合いでは、ファニーな側面を見せてみたり、グラズノフらしい聴いていて楽しい展開も。

全体としては小品であるものの、これはなかなかに聴き所の多い作品であると感じ入った次第。

まだまだ眠ってますよ、こういったお宝音源が。あちらこちらに手を出している場合じゃない。ここ3年ほどに注ぎ込んだ財産は、本当に財産と化している。