こちらはCDラックの中にあるクラシックCDの中でも最古参のボックスセット。自分が初めて聴いたシベリウスであります。
コリン・デイヴィスのシベリウスはこれまで書いてきたように、つい最近になってその素晴らしさが見えてきたところでもあり、この90年代録音盤が今の自分にどのように響くかを確認してみた次第。
聴いてみると、いやはや、やはり自分は全然分かっていなかったのねと。
背筋の伸びるような清々しい芯が一本スッと入り、凛としたシベリウス。これが理解出来ていなかった過去の自分を責めはしないけれども、やはり理解力が全くついてきていなかったのだと実感させられる結果に。
いや、いいのです。今からでも全然遅くはない。このような素晴らしい演奏をしっかりと手元に残していた自分を褒めてあげよう。既に廃盤なのでね。
(ジャケットは異なるが、同一音源)