いつかは聴くに至るであろうと思っていた、ヴァーツラフ・ノイマン=チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるドヴォルザーク。そのアナログ録音による交響曲全集より。
図書館でこれを見つけた時には驚いたものだけれども、その中から最初に聴くのが第5番と言うのは、なかなかに諸々と問題児的行為ではないかと。ま、そんなことはどうでもいいのですが。
とにかく滑らかで格好よいですよ。最近、何を聴いても格好よいとしか書けなくなった、自分の語彙の急激な後退に目眩がするほどだけれども、格好よいものは格好良い。
物事はシンプルに考えよう。難しく考えてしまっては、特にクラシック音楽など聴いていられない。考えることだらけになってしまって、音楽を聴くと言う純粋な行為、娯楽から逸脱してしまう。
そうなのだよね。娯楽。外野から得る先入観的知識に左右されてしまう意志の弱さであったり、外野の目を気にしてのこの手の文章を書く行為など、犬にくれてやるがよい。娯楽は自分のためにあるもの。自分がよければそれでよし。
うむ。ドヴォルザークに勇気をもらった。何の勇気なのだかは、自分でもよく分かっておりませんがね。
そのような具合の楽曲と演奏だったのですよ。強引に結論づけるならば。