音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ハルモニオデオン / 遊佐未森 (1989 FLAC)

いや、今晩はもう1枚行っておきましょう。

遊佐未森3rd。

地に足が着いてきましたね。地上に降り立った感がある。何をしてそう思ったのかまでは自分でも分析するのが難しいのだけれども、直感的にそう思ったのよ。

もう一つ何かを挙げるとしたら、キーワードとしての「クロスオーバー」。

地上に降り立ったとは言え、その音楽には天上の要素も多分に含まれるのだよね。その観点から、天と地のクロスオーバーなのかもしれないと。

そしてこれは1stから共通してのことなのだけれども、音楽そのものにおける何かと何かのクロスオーバー。その形を掬おうとするとするりと逃げてしまうような繊細なものなのだけれども、確かに何かが混じり合ってこれが出来ているのだよね。

なんだ?遊佐未森の音楽を作り上げる世界観はここまで深いものだったのか!

そしてこの何とも形容しがたい、いや「遊佐未森」としか表現しようのない世界観は嫌いじゃない。いや、この歳となった今ではむしろ好物系の世界観ですよ。

ハルモニオデオン