このアルバムはリリース当時に1回聴いたきりですね。それも大した印象を自分の中に残すことなく消えていった作品であります。
ひょんなことから再度聴いてみようと思ったわけでありますが。
いやぁ、この作品はここまで自分の中に響くアルバムではなかったはずだよ。
この2年の間の自分に一体何があったのかと思わず人生を軽く振り返りたくなりましたよ。
ええと。
いいです。とてもいいです。あえてボキャ貧で語りますが、これ、中年男性の心にダイレクトに響きます。響きまくりました。まいった。
何がいいかって、アレンジが素晴らしいのですよ。それぞれの楽曲をどのように生まれ変わらせるか、JUJUにアダプトさせるかと言う真摯な姿勢がしっかりと伝わります。
そしてボーカル。これがまた…今まで自分はJUJUのボーカルを過小評価していました。素直に申し訳ないと謝ります。ここまで既存の歌に自分をはめ込んで、その中から新しいエッセンスを引き出すことが出来るとは。
これまで聴いてきたJUJUとは一体何だったのかと、小一時間。