音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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つれづれと

アニメを見るより音楽を聴いていたい。F1を見るよりも音楽を聴いていたい。読書をするよりも音楽を聴いていたい。コミックは寝る前のちょっとの時間で少しずつ読む程度でいい。音楽がなければ眠れない。いつの間にこんなに音楽漬けな人間になってしまったんだ?たぶん、去年辺りからか。

アニメを見る時間は限りなくゼロになった。F1を見ることもほとんど放棄し始めている。読書は気になる作家の本は買ってはいるが読んではいない。借りている本すら好きな作家の作品なのに読めていない。コミックを買う量も激減した。お金は音楽周りにばかり流れていく。なるほど、確かに音楽廃人になりつつあるのだな。

困ったことに、音楽に関する番組を録画しても、それを見る気にもなかなかなれないということだ。見ていない番組がHDDレコーダの中にどんどんとたまっていく。過去、録りだめしておいて結局見なかったアニメは先日一気に消し去った。どうせもう見ない。あれほど入れ込んでいたのに。

もしかしたら、小学生時代から続いている音楽ファンという一定の波が、今、突如として大きなものになって現われているのかもしれない。これまでの音楽財産の活用と、新譜への探求と、ハイレゾの登場と。もちろんSACDだって明らかに買うペースが上がっている。

はて、この波がもし去ったとしたら、そこに残るのは一体何なんだろうか。高校の卒業アルバムのコメントは「恐らく一生音楽を聴き続けるだろうな」的な意味を込めて書いたのだけれども、それが本当に続いている今、それは本当に幸せなことなのだろうか。

波が去った後にはぺんぺん草も生えない、何も残らない自分がいるとか?音楽に代わる何かを見つけておかなければならないのか?とまで考えたが、結局そうなったら、また小説かコミック読みに戻るだけの話なのだろうな。なんとなく新しい趣味の扉は開かないような気がしてならない。

などという、ちょっと恐ろしい妄想が入ってしまったのは、きっと日曜日の夜だからなのだろう。そうだ、日曜日だ。スガシカオでも聴いて気を落ち着かそう。