音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Hand Cannot Erase / Steven Wilson (2015 ハイレゾ 96/24)

聴くたびに、実はすっきりしない思いがどこかに残るという作品であったのだが、今日、この環境で聴いてみてよくわかった。このアルバム、やっぱりプログレ系になるんだわ。自分としては「え?ちょっとだけ複雑なロックじゃないの?」と思って聴いていたのだけれども、その見方をちょっとずらしてプログレとして聴くと、突然ピースがはまるような感覚に。古典プログレなイメージではないけれども、インストゥルメンタルロックを聴いてきた流れで聴くと、非常にすっきりする。このアルバムを聴くための鍵は「展開」に着目することだったのね、と一人合点する。だから心に余裕がないときやら、疲れているとき。通勤時などには絶対に向いていない作品だわ。時間を取って、じっくりと聴きこむとこの音楽の意図したいことの何かが伝わってくるような気分になる。