渡英中のN氏とチャットをしている最中に「ベートーヴェンとシューマンどっちがいい?」と尋ねたら、「バッハがいい」という変化球を返されたので、この作品を。一つの楽器にじっくりと向き合える良さがありますな。演奏も流麗なのだけれどもしっかりとしたボディがある感覚。そして聴いていてピーキーなところがないのもよろしい。
クラシックはまだまだ種蒔きの段階。5年とか10年とか経って上手く発芽してくれればよいのだがなぁ、という先行投資の意味合いもあるのです。もちろんこの作品とか、聴いてガツンときた作品とか、一気に自分の中で開花した作品もあるのですが。それでもまだまだこれからですな。