今週のHDtracks収穫物。2012年のアルバムとのことだけれども、寡聞にしてこれまで一度も聴いたことがなかったアーティスト。その筋では非常に有名なトランペッターということで、AppleMusicで試聴をした上で「これは買いですね」と確認をした上で購入。
トランペットは、そのプレイスタイルによっては冷涼かつ哀愁の楽器になる存在だと思っているのだけれども、クリス・ボッティは正にその通りの演奏。クラシカルナンバーやスタンダードナンバーを、人間が持ちうる低い温度で吹いていく。それはクールと言うのとは少々異なる、冷たい炎のようなプレイ。思わずうっとりと聴き惚れるようなプレイスタイル。
クラシックとジャズのクロスオーバーと行った路線なのかもしれないけれども、ジャンルの壁を越えた演奏を楽しむことが出来ましたよ。
大当たり。