黒っぽいだけのバンドとか、泥臭いバンドとか、一見イカしてそうなバンドが増えているのは良いことだけれども、微妙な洗練さ加減がどうも自分の性に合わない。
その点このバンド(ユニット)は、その両方を持ち合わせた上で、特にリズムトラックに趣向を凝らしていて、ヒップホップ的な要素や、テクノ的な要素が入り込んで、その混在感がなかなかにありそうでない雰囲気が気に入っている。
基本的にはどうしても若い学生さん前後向けの音楽なのだろうけれども、なかなかどうして、中年のオッサンにも訴えかける熱さがあるんだよね。そしてその裏にしっかりとあるクールネス。その二つを上手い具合に持っているからこそ惹かれるのだろうけれども。