MISIAオリジナル3rdアルバム。
これまでのアグレッシヴさ、躍動感を踏襲しながらも、しなやかさを大きくまとって届けられているアルバム。感情の機微のようなものを、歌に乗せることに成功している。
パワーだけで押し通すことなく、肩の力を抜いたかのような柔らかさを見せる、その表情の豊かさが魅力的。
そして泣く子も黙る「Everithing」が収録されるわけであって。
この段階でMISIAはR&B、ハードコアなダンストラック、そしてスケールの大きなバラードと、おおよそ現代のボーカリストに求められるジャンル、それはハードルと言えるかもしれない、を制覇したのだな。